絶対に知っておくべき作文・小論文の基礎

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作文・小論文の
課題の考え方

0.はじめに

ここの『作文・小論文の課題の考え方』は、非常に難しい内容となります。これは、流し読みするような内容にはなっていません。もし読むのであれば、きちんと理解するつもりで読んでみてもらいたいと思います。

1.課題には大きく分けて2種類ある
  • 意見を自由に書いていいもの
  • 複数の案から選んで書くもの

前者は、例えば、『修学旅行にどこに行きたいか』というように、自由に答えてよい課題です。後者は、例えば、『北海道と沖縄、どっちに行きたいか』というような、案を選ばせる課題です。

まれに、『北海道と沖縄、もしくは自分の好きなところ』というような課題もあります。それでも基本的には、『北海道と沖縄で検討することを求められている』と考えるべきです。そこに反抗する以上、正当で合理的な、かなり強力な理由付けが求められると考えた方が良いでしょう。

また、『意見を自由に書いていい』ように見えても、実は特定の考え方について書かなければならない場合があります。このような課題については、後述する『3.『価値観』『問題意識』等を正確に理解する』にて、ご紹介します。

2.『価値観の対立』と『対立軸』を常に意識する

ここでも、『修学旅行』で考えてみましょう。

『北海道と沖縄、どっちに行きたいか』という『価値観の対立』があったとします。作文・小論文を書き慣れていない人は、自分の直観に合わせて、『沖縄』『北海道』と考えて、書き始めてしまうかもしれません。

しかし、良い作文・小論文を書くためには、そこで一歩立ち止まる必要があります。大切なことは、何が『対立軸』になっているのかということです。

例えば、『自分たちの地元では食べられない、珍しい食べ物を食べられる』ということが『対立軸(=議論のテーマ)』になっていたら、結局、『沖縄』と『北海道』ではなく、『沖縄の料理』と『北海道の料理』に絞って、作文・小論文を構成する必要があるのです。

3.『価値観』『問題意識』等を正確に理解する

これは、『2.『価値観の対立』と『対立軸』を常に意識する』よりも、さらに難しい話になります。

例えば課題文が、ずっと、『自分たちの地元では食べられない、珍しい食べ物を食べられる』という『対立軸』で書かれていたとします。しかし、ある一文で、『果たしてこの基準が正しいのか』というような『問題意識』が示されたら、書くべき内容が大きく変わります。

『自分たちの地元では食べられない、珍しい食べ物を食べられる』という『対立軸』が、正しいのか、正しくないのか。もし、正しくないとしたら、『どういう『対立軸』であるべきか』について、作文・小論文を書かなければならないのです。

作文・小論文の
答案の考え方

1.『妥協案』に価値はない

これも、『修学旅行』の話で考えましょう。『北海道と沖縄、どっちに行きたいか』と問われていたら、答えは、以下のどちらかしかありません。

  • 私は、北海道に行くべきだと思う。
  • 私は、沖縄に行くべきだと思う。

時々、『私は、北海道にも沖縄にも、どちらにも素晴らしい点があるので、みんなでしっかり話し合って決めるべきだと思います』というような答案があります。これでは、問いに答えたことにはなりません。

2.『採点者の感動』を目指さない

模試・入試の後、試験場には、「採点する人、感動すると思う」という発言をする人がいます。残念ながら、その答案は、ほぼ間違いなく不合格です。

作文・小論文の答案に求められていることは、正確に問いに答え、論理的に意見を述べることです。感動ポイントはありません。それを勘違いして答案を作った時点で、もう不合格は目の前です。

3.『字数稼ぎ』は絶対にしない

『字数稼ぎ』と見られる表現や文章は、採点者が最もイライラする部分です。その時点で、『0点』にしたくなりますし、高い評価は決してつけたくありません。

また、そのような感情的な話を除いても、そのような『字数稼ぎ』が必要な時点で、答案はきちんとは検討ないまま書かれているのでしょう。残念ながら、訓練不足です。

4.『ゴマカシ』も絶対にしない

『ゴマカシ』には、いろいろなパターンがあります。

  • 説明のゴマカシ
  • 論理のゴマカシ
  • 字数が足りなくなってゴマカシ 他

これも、普通の採点者なら、一瞬で『ゴマカシ』だと気付けます。『ゴマカシ』のある答案は警戒してチェックしますし、決して高い評価はつけません。

5.『関連性』を意識する

この『関連性』という考え方は、かなり難しい考え方です。正確には、『証拠としての有効性』というような言い方になります。

簡単に言えば、自分の主張・根拠について、『実体験』などで、説得をしようとしたとしましょう。その体験では説得力が弱い場合、『関連性が弱い』と評価されます。

『関連性』の強い・弱いの判断力は、別の『実体験』などを検討する習慣をつけて、その中で、最も有効性の高そうなものを選ぶ訓練をすることで、培われます。

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