作文・小論文を書く
正しい手順
[ 本ページの目次 ]
課題文の読み方
1.まずは課題文のタイトルをチェックする
何を説明するための書籍・資料なのか。それを確認しないまま、読み始めてはいけません。思い込みで読み進めることにつながりかねません。
2.線を引きながら課題文を読む
線は、『重要そうなところに引く』のではありません。後で読み返す際に読み返しやすいように、あるいは、よくわからなかった部分を、後で検討できるように線を引いておくのです。
3.頭の中で、30字程度で要約する
その課題文に書かれていたこと、著者が訴えたかったことはなんでしょうか。それを頭の中で30~50字程度で要約しましょう。
なお、整理しきれなければ、実際に30~50字程度の要約にしてみても良いと思います。これが整理しきれていないのに、作文・小論文の答案を書き始めてはいけません。
答案構成の仕方
1.まずはシンプルに問いに答える
1段落目の最初は、まずはシンプルに、与えられた問題に答えましょう。
A案とB案から選ぶべきなら、『私は、A案/B案であるべきだと思います』と答えます。『〇〇については、あなたはどう思うか』と聞かれたら、『私は、〇〇について、××であると思います』と答えます。
2.『なぜなら』を考える
シンプルに問いに答えたら、次は『なぜなら』を考えましょう。なぜ、そう考えるのか。『価値観の対立』『問題意識』なども踏まえて、適切に考えなければなりません。
3.先に『まとめ』を考える
『なぜなら』を考えた後、すぐに『実例・実体験』を考え始める人が大半です。しかし、先に『まとめ』を考えておきましょう。
『実例・実体験』は、何を書いても良いわけではありません。きちんと『まとめ』につながるように書かなければなりません。
だとしたら、先に、『まとめ』を考えて、その『まとめ』にスムーズにつながるような『実例・実体験』を考える方が、遥かに効率が良いのです。
4.『実例・実体験』を考える
『主張・論拠』から『まとめ』につながる『実例・実体験』を、複数案考えます。その中で、最も『関連性』の強いものを選んで書くようにします。