作文・小論文の
正しい演習・復習法
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課題文の演習・復習法
1.段落要約
課題文は、段落ごとに要約しましょう。各段落ごとに、著者の主張内容を30字程度にまとめます。
だいたいの段落は、30字にまとまります。ただし、30字にまとめることが目的ではありません。例えば、使われている用語が長ければ、40字になっても問題はありません。字数ではなく、過不足なく、整理することが重要なのです。
2.全体要約
課題文全体を、60~100字ぐらいで要約しましょう。『著者は、〇〇について、××と言っている。その根拠は・・・』というように、過不足なく整理すれば、だいたい100字以内に収まります。ただし、これも、字数を意識するより、過不足ないことを意識しましょう。
3.見ないで人に説明する
課題文は通常、試験問題のために書かれているのではありません。読者に共感・理解してほしいほしいことがあるから、頑張って著書を書いているのです。それをしっかり受け取って、見なくても人に説明できるぐらい、しっかり学びましょう。
作文・小論文の演習・復習法
1.1文1文、過不足などをチェックする
多くの人が、この復習をさぼっています。算数・数学の問題で、途中の式がおかしいのに、放置しませんよね?自分の文章の技術を高めるために、全文を1つ1つ完璧にしておきましょう。
2.反対の立場の答案構成をする
自分が書いた答案と、反対の立場でも答案構成をしてみましょう。
自分の選択は、本当に正しかったでしょうか。そこが間違えていたようなら、次、同じ間違いをしないように、なぜ間違えたのか、検討しておく必要があります。
また、自分の選択が間違えていなかったとしても、課題の理解につながります。
3.完璧な答案になるまで書き直す
- 問いに適切に答えている
- 自分の意見の根拠が、適切に述べられている
- 自分の意見の根拠に対して、適切な実例が示されている
- まとめが適切に述べられている
課題文の『価値観の対立』や『問題意識』などを踏まえて、『関連性』に至るまで、全てが完璧でしょうか。完璧になる前に、演習をやめてはいけません。『完璧ではない』ということは、『まだ正解を知らないまま』であるということなのです。